2009年6月9日火曜日

6月9日 Affectiontion Design その3

まず、前回の補足と現在デザインに求められていることの話から。

前回のダイアグラムは目の見えない対話の可視化・言語化をしたもの。
それには、人とモノとの対話、企業とモノとの対話が含まれている。

現在、企業にとって消費者が何を求めているかわからないと言われている。

デザイナーには消費者が想像していない向こう側を提示することが求められている。
そのためには、まずは自分たちが解析することができなければならない。


■ビジョン共有の大切さ
大勢でプロジェクトを進めるうえで、考えるプロセス(思考の流れ)を可視化し、
共有することが大事。

先生のプロジェクトを紹介してくれました。

まずはブレインスートーミングで背景、自分の考えを見せる。
(black box化しない、知識の共有をはかる)

次にカテゴリー化。

キーワードやイメージを切り抜いて、1つのストーリーを作る。
そうすると、自分たちの欲しかったモノはどういったモノなのかが見えてくると
同時にイメージ共有も出来る。

そしてここで初めてアイデアスケッチに入る。
といった流れのプロジェクトでした。

■Affection Designの発表
・1960年代 ヤクルト

1960年代は世界的な規模でイベントが初めて行われた年代(アポロ、スペースシャトル…)

ヤクルトは1935年に発売開始で、1968年に現在のプラスチック容器になった。
・コンパクト(輸送コストがかからない、かわいい)
・ストロング(強い、割れない)
・シンプル
・ソフト(割れにくい)
・セーフ(安全)
変わらない形、ノスタルジー、
世代を超えた価値
という、以上のデザイン言語がでていました。

ヤクルトのシルエットって独特で、すぐ思い浮かびますよね。
ちなみに、HPでも紹介されていました。
”年齢を問わず、多くの人々に親しまれ、長く愛される容器を”という想いのもと、
㈱剣持デザイン研究所のデザインにより、1968年に誕生。デザインの特長は、
持ちやすく、一口で飲みきれずにゆっくり楽しんでいただけるように、中央部が
くびれています。

・1970年代 カップヌードル
1970年代はオイルショックを経て、心の豊かさを求めるようになりました。

カップヌードルは宇宙食になりそう。
カップヌードルは常に食事の選択肢の一つとして存在してる。


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